空家になった実家、どうするのが正解?
北見市で相続のご相談を受けていると、
こんな声をよく聞きます。
「空家のままにしておくのが不安で…」
「早く売った方がいいんでしょうか?」
「でも、まだ気持ちの整理がつかなくて…」
結論から言うと、
空家になったからといって、必ず今すぐ売る必要はありません。
このページでは、
北見市で実際に多いケースをもとに、
「今すぐ売る」「少し様子を見る」判断の目安をお伝えします。
なお、相続した直後の判断については、
こちらの記事でも詳しく解説しています。
結論:急がなくてもいいケースは、多くあります
空家になった実家について、
ご相談の段階で多いのは、
「売る」
「そのまま放置してしまう」
この二択だけで考えてしまうことです。
ですが実際には、
「少し様子を見る」という第三の選択肢があります。
判断ポイント①:空家にしておくことで、困ることはあるか
まず考えてほしいのは、
空家のままにしていて「困っていること」があるかです。
たとえば:
雪や屋根の状態が心配
ご近所から苦情が出ている
管理に通えず負担になっている
こうした実害が出ている場合は、
「早めに動く」選択も必要になります。
一方で、
定期的に換気できている
家の状態がまだ良い
という場合は、急ぐ必要がないことも多いです。
判断ポイント②:気持ちの整理がついているか
意外と大事なのが、
**「気持ちの問題」**です。
親が住んでいた家
思い出が詰まった実家
こうした気持ちが整理できていないまま売却すると、
「もう少し考えればよかった」
「急ぎすぎたかもしれない」
と、後悔につながることがあります。
売却は、
気持ちが整ってからでも遅くありません。
判断ポイント③:急いで売る理由は本当にあるか
「今すぐ売らなきゃ」と感じている理由は、
思い込みの場合もあります。
よくある理由は:
空家は放置すると危ないと聞いた
不動産屋に「早い方がいい」と言われた
周囲から早く片付けるよう言われた
ですが大切なのは、
自分たちにとって、本当に期限があるのか
という点です。
相続税の支払い期限など、
明確な期限がある場合を除けば、
多くのケースで時間はあります。
北見市の空家で、特に気をつけたいこと
北見市の場合、特に注意したいのが、
冬場の積雪
凍結による設備トラブル
長期間無人になるリスク
です。
ただし、
これらは 「売る・売らない」とは別の問題で、管理方法
対応の仕方
でカバーできる場合も多くあります。
「少し様子を見る」選択も、立派な判断です
実際、北見市では、
1年ほど様子を見る
冬を1回越してから考える
といった判断をされる方が少なくありません。
その間に、
家族で話し合う
市場の状況を見る
こうしたことができます。
売却は、
決断する準備が整ってからで大丈夫です。
空家になった実家、まずは整理から
空家になった実家については、
今すぐ売る
放置する
の二択ではなく、
✅ 状態を確認する
✅ 気持ちを整理する
✅ 必要なら相談する
という段階を踏むことが大切です。
「売る・売らない」を決める前に、相談という選択もあります
空家になった実家については、
誰かに相談したからといって
必ず売却しなければならないわけではありません。
不動産屋に相談することが不安な方は、
こちらのページもご覧ください。
空家や実家のご相談も、「話すだけ」で大丈夫です
売却を前提としない
「相談だけ」のご相談も受けています。
今は売るつもりはない
判断材料がほしい
第三者の意見を聞きたい
そんな段階でも問題ありません。
※無理に売却を勧めることはありません